8月16日

本来は3月に予定されていて
杉本博司氏が構成・演出・美術・映像を手がけた
「杉本文楽 木偶坊 入情曾根崎心中 付り観音廻り」。
震災の影響で中止となったのですが
今回3日間のみの公演となり、行ってきました。
実は文楽を観るのが全く初めての私。
どこをポイントに楽しめばいいのかもわかりません。
とりあえず簡単なストーリーだけは頭にいれて
KAAT(神奈川芸術劇場)へ向かいます。
杉本博司氏プロデュースなので
現代アートが好きな若い人が多いのかなと思いきや
私の行った昼間の回は
文楽好きの方が多かったようにお見受けしました。
着物の方多い。
暑いのにご立派。
さて文楽
結果としてすごく楽しむことができました。
全然話が理解できなくて
寝ちゃうんじゃないかと心配だったのですが
そんなこと全くありませんでした。
全神経を集中してみていたからか
ものすごく疲れてしまいましたが・・・。
当たり前の感想ですが
お人形が生きているようでした。
表情すら感じられました。
今回はかわった演出が多かったそうなのですが
なんせ初めての私には何が普通なのかもよくわからず。
帰ってきて、ブログやらtwitterやら拝見して知りました。
通常の作品では割愛されている「観音廻り」を復活させるというのが
一つの見どころだったようですね。
普段は3人で一つの人形を操作?しているそうなのですが
ここでは一人で操作されていらっしゃいました。
そもそも客席が暗いっていうのも普段はないことのようです。
あと、人形遣いの方が黒装束っていうのも。
せっかくだから通常の演出の曾根崎心中をみて
ちゃんと比べてみたいです。


終わってロビーにでてきたら
杉本氏、いらっしゃいました。
思ってたよりも小柄な方なのね。