5月24日

「明日への神話」ですっかり一般の人にも知られたのかな?
Chim↑Pom「REAL TIMES」を観に行ってきました。
今回の事件で感じたことは
世間的には、何もない、ゼロのところから作り出すのを
アートだと思っている人の方が多いんだなぁと。
私もあまりアートを観にいくことがなかったころは
おんなじように思っていたと思います。
でも素人ながらちょこちょこ観るようになって
一概にもそうとは言えないのではないかなと感じています。
「REAL TIMES」というタイトル通り、
私は今、観ておくべき個展だなと。
「明日への神話」に、絵を加えに行く映像作品
(LAVEL 7 feat.『明日の神話』)はもちろんですが、
なんかすごかったというか怖いけど目を離せなかったのが、
誰もいない福島原発近くを防護服を着た二人が無言で歩いて、
煙を上げる原発が見える展望台まで行き、
白い旗に赤いスプレーでradioactivityマークを描いて掲げる様子や、
畑に防護服姿のカカシを設置する様子を捉えた映像作品。
あとね、ちょうど私が会場にいる時に、性欲電気変換装置『エロキテル』
(スポーツ新聞の風俗系の広告で携帯番号を掲載し、
この番号に電話がかかってくると発電機が作動し電気に変換される作品)に
電話がかかってきてたよ。
あと、犬の写真。
おそらく避難所に連れていけなくて残された飼い犬。
たぶん他の作品に比べたらインパクトは少ないのだろうけど
その写真の前で本当に突然涙が出そうになってしまって
自分でもびっくりしました。
なんだかものすごい心にひっかかる作品ばかり。
これを観た人たちと、色々話したくなりました。